炭水化物ダイエットと言う言葉がよく聞かれるようになり、お菓子やドリンクなどにも「砂糖ゼロ」「糖類ゼロ」などの表示のものをよく目にするようになりました。
言葉だけ聞くとよくわかりにくい・・・。身近にある口にするものを少しでも理解し、安心して食べられるよう、簡単ではありますが調べてみたことをお伝えます。
「砂糖」「糖類」同じじゃないの・・・?
「砂糖」とは…どんな分類になるの?
砂糖は、糖類に含まれますが、その糖類は、二糖類と単糖類の2つに分けられます。
砂糖はそのうちの、二糖類の分類になります。
↓
糖類は・・・・二糖類(砂糖、乳糖、麦芽糖)と、単糖類(ぶどう糖、果糖)
お菓子などに含まれる糖類は何に含まれるの?
では糖類は、何に含まれているのでしょう。
砂糖は、二糖類の分類に分けられ、糖類に含まれていることがわかりました。
では、その糖類は何に含まれるのでしょうか。
↓
↓ 糖質は・・・糖類(二糖類…砂糖、乳糖など・単糖類…ぶどう糖)と、多糖類(でんぷん等)と、糖アルコール(キシリトール、エリスリトールなど)と、その他です。
糖類は、糖質に含まれていることがわかりました。
この形がわかってくると、お菓子のパッケージに書いてある「○○ゼロ」のようなことも、どの部分がゼロと言っているのか、わかってきますね。
「糖類ゼロ」「砂糖ゼロ」とは
「糖類ゼロ」・・・糖類は、単糖類や二糖類のことを示すので、糖類ゼロと書いてあっても、栄養成分表示に「糖質3.9g」などと記載されていたりすれば、多糖類か、糖アルコールが含まれていれば、甘みを十分感じます。
先ほど説明したように、糖類ゼロの場合は、糖類はゼロでも糖質という枠でみるとオリゴ糖やキシリトールなど小糖類や、糖アルコールなどを含んでいることがあるということです。
糖類ゼロだから大丈夫と、そのまま鵜呑みにしない方がよいでしょう。
「砂糖ゼロ」とは、糖類ゼロと同じように、ゼロと記されていても甘い場合は、糖類に含まれる 単糖類の、ブドウ糖や果糖で甘く感じるお菓子などがあるということを、知っておきたいですね。
炭水化物
では、よく耳にしている、炭水化物、この炭水化物についてもわかっているようで、具体的にどんなものなのか、知ることがあまりないと思います。
「ご飯や、パンがダメっていうんでしょ??炭水化物含まれてるから・・・。」
確かにご飯や、パンに含まれていますね。
しかし、あまり知られていないのは、炭水化物とは=糖質+食物繊維の関係ということです。
炭水化物は、食物繊維も含まれていたのですね。
ですから、炭水化物―食物繊維=糖質ともいえますね。
糖質が悪いというわけではなく、摂りすぎることに注意するという考え方も良いのかもしれません。
つい知らずに炭水化物を毛嫌いしてしまいそうですが、豆知識として頭の片隅に入れておくのもいいと思います。
「砂糖ゼロ」「糖類ゼロ」など身近にあるお菓子やドリンク
では、どんな商品がるのでしょう。
お菓子 チョコレートの「ZERO」
こちらのお菓子は、砂糖ゼロ・糖類ゼロと掲載されています。
砂糖ゼロとありますが、先ほど説明したように、砂糖は、糖類に含まれています。
糖類ゼロの記載のみでも、砂糖ゼロと記載はなくても本来なら良さそうな気もします・・。
敢えて砂糖ゼロをうたうことで、見る人にはわかりやすい表示にしてあるのかも知れませんね。(個人の意見です)
糖類に気を付けている方はパッケージ箱の栄養成分表示を見て、糖質項目がどれぐらいなのか確認してお菓子を選ぶようにするのもいいですね。
今回こちらは、糖類は、0g 糖質は3.9g とありました。
栄養成分表示1本(10g)当りです。
こちらは、スティックタイプのチョコレートのお菓子です。
皆大好きなチョコレートのお菓子ですね。

カルピス 「ライトブルー」
すっきり軽い甘さの白ぶどうとレモンです。
こちらは、「砂糖ゼロ」「糖類ゼロ」ではなく「砂糖不使用」と記載されていました。
いろいろな表示の仕方がありますね。
こちらのドリンクは、砂糖不使用でも、甘さがないわけではなく、「すっきり軽い甘さ」と書いてありますし、実際に甘いです。
疑問に思ったことはありませんか?
どうして甘いのでしょう?
糖質の代わりに使用されているのは、天然甘味料や人工甘味料と呼ばれるものがあります。
気を付けたいのは、砂糖不使用や、糖類ゼロといったものでは、砂糖ではないもので人工甘味料の摂りすぎになってしまわないよう、気を付けたいところです。
しかし病気治療などの代替で使用があるなど、もちろん一概に否定はできませんね。
ご自分にあったものを調べてから口にしたいものです。

ブルボン カーボバランス チョコチップクッキー
糖質60%off *1
(1*日本食品標準成分表2015年版(七訂)ソフトビスケットとの比較)
こんなお菓子もありました。
管理栄養士推奨と書かれています。
一袋にチョコチップクッキーが2個入っています。
こちらは、当店(セブンイレブン菊川倉沢店)では見かけません。
他店のスーパーなどで見つけたものです。
糖質をコントロールしたい方へ、と記載されていました。
機会があったら、栄養成分表示をみてみるのもいいですね。

まとめ
「糖類ゼロ」・・・糖類ゼロの場合は、糖類には含まれていないオリゴ糖やキシリトールなど小糖類や糖アルコールが含まれ甘く感じるお菓子が多い。
糖質がどのくらいなのか、栄養成分表示をみることも必要かもしれません。
「砂糖ゼロ」・・・砂糖ゼロも糖類ゼロと同じように、ゼロと記載されていても、甘い場合は砂糖ではなく、単糖類のブドウ糖や果糖で、甘いお菓子や飲み物などがあることを理解した上で摂るようにするといいでしょう。
ここでは、細かなことにはふれていないので、もっと詳しく知りたい方は、こちらも参考にしたので貼っておきます。
https://www.kanro.co.jp
*「ゼロ」と表示がしてあっても、糖類、糖質ともに、食品100g当たり(100m当たり)の含有量が0.5g未満だと「0(ゼロ)」表示ができます。含有量が完全にゼロでなくても、「ゼロ」の表示ができるということも知っておくとよいでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また遊びに来てね。